社交ダンスのステップ!その上達のコツとは?

 

社交ダンスを始めるにあたって最初に覚えるべき動きといえば、やはりダンスステップだと思います。社交ダンスを続けていく中でも、ステップが上達するとその分ダンスも上達して楽しく踊れますよね。

 

社交ダンスにはスタンダードとラテンアメリカンという大きく分けて2つのダンス種目があるのですが、スタンダードに属するのが『ワルツ・ヴェニーズワルツ(ウィンナーワルツ)・タンゴ・スローフォックストロット・クイックステップ』の5つです。

そしてラテンアメリカンは、『サンバ・ルンバ・チャチャチャ・パソドブレ・ジャイブ』の5つ。

これら10種目については、競技ダンスとして知られていますね。

また、パーティーダンスとしては、サルサやジルバ、ブルースなど多種多様な種目があります。

 

もちろんダンス種目毎に多数のステップがあり、すべて覚えるのは本当に大変で、決して一度に覚えられるものでもありません。

 

しかし、全てのステップを覚える基礎として、是非覚えておいていただきたいステップ上達のポイントを5つご紹介したいと思います。

目をつぶってポーズを決める男性

 

1.基本の姿勢

美しいステップを身に付けるために最も大切なのは、この基本姿勢。

先ず、足の裏から大地へ根が生えたように、両足に均等にしっかりと体重をかけてください。

膝はすっと真っ直ぐ伸ばし(無理はしないでくださいね)、お尻は内側にキュッと力を入れる感覚で引き締め、同時に下腹をひっこめます。内臓を持ち上げる感覚で、肋骨周りも引き上げて、上半身が上に伸びるようにイメージしましょう。顎は軽く引いて、肩を後ろにぐるっと回して、いつもより後ろに引き下げ首を長く保ちます。最後に、天井から一本の糸で吊るされているように背筋を真っ直ぐしたら、これが基本の立ち方です。

正しい姿勢でスッと立つことによって、バランスも体の中心に集まってくるので動きが崩れにくく、足元の動きも断然変わってきますよ。

 

2.基本の歩き方

ダンスの為だけでなく、歩き方ひとつで痩せるとも言われるほど、大切な日常動作のひとつ。歩くとき、いわゆる「大また」歩きますか?「小また」で歩きますか?

実は歩く際に使う箇所は、膝から下だけではなく、骨盤から脚を動かすことでハムストリング(太腿の裏側の筋肉)が刺激されて消費カロリーが大幅に上がるのです。骨盤を意識して大また歩きをすると、骨盤の歪みや広がりが矯正されたり、姿勢の改善、生理痛の緩和、インナーマッスルを鍛えて痩せやすい体作りの効果も期待できます。

ちなみに、ステップの中には内股に足を着かないといけない種類もあります。

しかし日常的ながに股歩きや内股歩きは骨盤のゆがみとなりやすく、ダンスのときの足元の不安定さにも直結してしまいます。1番でご紹介した立ち方をベースとして、是非歩き方も見直してみてくださいね。

 

 

3.お手本を見たら脳内再生

ステップを行うには、先ずはステップを覚えることが必要となってきます。

これが、見よう見まねでやってもなかなかすっと覚えられないものですよね・・・

レッスンで自分だけがうまく出来ないと思わず早く覚えなきゃ!と焦ってしまうこともあると思います。でも、焦らなくても大丈夫。最初から出来なくて、当たり前なのです。

先ずはお手本を見て、目を閉じて同じ動きを脳内再生してみてください。「この足をこうして逆の足をこっちに回して・・・」など、文字にするとどうしても動きというのはややこしく感じてしまいます。実際にその言葉の通りに動こうとしても余計に難しく感じてしまうかもしれません。

なので、最初はお手本を見てその動きを自分の頭に入れてみてください。

鏡が置いてある部屋

4.カウント(リズムの取り方)を覚える

脳内再生をするとき、自然とご自身でカウントを取っているのではないでしょうか?

実際に動く際にもやはり助けとなるのはカウント(リズムの取り方)です。

先ほどもお伝えした通り、文字にするととても難しくとらえがちな足元の動きも、カウントを口ずさむと自然と動きが体に覚え込みやすくなりますので、動きと一緒にその音楽のカウントの取り方も覚えて、是非実践してみてください。

 

5.最初から少しずつ覚える

一気にすべてを覚えようとする必要はありません。例えば一度聞いた音楽がそのまま演奏できるといった特殊能力を持った方は本当に恵まれた才能で、全ての方が同じようにはいかないですよね。ダンスの場合ももちろん同じなので、先ずはできるところまでを何度も繰り返し覚えましょう。細かな動きや修正は後からでも大丈夫。とにかく最初はゆっくりでもいいのでカウントを取りながらお手本の動きを真似する、というところから始めてみてください。個人練習の場合でも、できればご自身の姿が見れる姿見の前などのほうがいいですよ。

例えばラテンの際は一人で独立して踊るシーンがあることから特に足元はごまかしが効かなかったり、スタンダードでもステップがきちんとされていないとお相手とのダンスが成立しないので、本当に最初は難しい!と感じる方も多くいらっしゃると思います。

しかし、社交ダンスとはとっても奥が深いダンスですのでそう簡単にいかなくて当たり前。

自分なりにコツをつかむまでは大変かもしれませんが、やはり準備や基礎は大切です。

ゆっくりでいいので徐々に覚えていくことで、動きを身体に染みこませていきましょうね。

手をつないでダンスを踊る男女

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